娘を調合したかったなぁ
ゲームレビューです。
アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女
ジャンル:ムスメ調合RPG
機種:PS2
定価:7140円(税込)
製作:ガスト、バンプレスト
公式ページ:http://ar-tonelico.jp/
プレイ時間:40時間強
プレイ状況:シナリオ分岐は全て見ていない。コレクション要素はコンプリートしていない。一番強いであろう敵に余裕で勝てる所まで進めた
・きっかけ
このゲームを始めたきっかけは、ネット上で評判になっていたからである。
「とにかくエロい」という評判に惹かれて知り合いが購入したものを貸してもらうことになった。そこからの前評判によると、システム的にも悪くは無いという評価。それほど期待はしていなかった。
・世界観
「テクノロジー+魔法」という最近ではそれほど珍しくも無い設定。塔を中心にいくつか島が宙に浮いているという舞台も、あまり目新しいとは感じなかった。ファンタジー的で魅力のある世界だとは思うが、説明書の冒頭に「世界観」という長い説明があるのには辟易。自然に入っていけるような構成にするのがゲームとしては最適だと思うが…まぁ、説明を読まなくてもなんとなくわかる。
・ストーリー
塔の上の世界で、緊急事態発生。平和を守るための解決策を探すため、主人公が単身、下界へ降りていく…という話。
正直な所、第一印象は「またかよ」だった。
熱血正義派、すぐキレる主人公。ヒロイン。悪の企業。
その手の話にはいい加減うんざりしていた。
それでもエンディングを見終わってみると、それほど悪い話でもなかった。猪突猛進の馬鹿だった主人公は成長し、それなりに綺麗に話がまとまる。また、何か悔いを残して終わるようなエンディング分岐が存在したのも高評価。「クロノ・トリガー」を思い出した。
しかし、全体的に見て話が良いかというとやはり微妙。
・システム、ゲームバランス
戦闘はFF型。ただし、魔法使いだけ全く違ったルールで動くことが出来る。この辺の説明は長くなるので割愛。
ヒロインとその他の人間の絆を表現した戦闘システムらしい。
また、アイテム合成も大きな柱となっている。ガストの「アトリエ」シリーズの流れを汲むものである。私はこのシリーズは未体験だったが、大変楽しめた。ここをやりこむことで、キャラをかなり強化できる。システムの特性上、ある程度アイテムが揃わないと面白くなってこないため、序盤では面白さがわからないかもしれない。
そして、エロゲー臭いと評判になったヒロイン周りのシステム。RPGなのになぜかアドベンチャーパート(ギャルゲー部分)があったり、様々なコスチュームに着替えることができたり、明らかに「狙った」セリフがあったりする。良くも悪くも、このゲームの特徴となる部分の1つであることは間違い無い。
バランスについては、かなりゆるい。アイテム合成関係のシステムをほとんど使わなくてもクリアできてしまう。キャラを限界まで強化したところで、敵が弱すぎてがっかり。
・操作性
全体的にボタン入力のレスポンスが鈍い気がした。
問題なのは、頻繁に起こる処理落ち。戦闘中にエフェクトが複数かかった場合などは仕方無いとしても、移動中にメニュー画面を開くたびに少し落ちるのはどういうことか。エフェクトを軽くしてでも、画面の切り替えは手早く行って欲しかった。
このゲーム自体、全体的に重い。私がPCゲームに慣れたせいかもしれないが、それでもPS2のゲームは一般的に重いと思う。GCの速さを見習って欲しい。
・音楽、声優
音楽はかなり良い。要所要所に入るボーカル曲も雰囲気を盛り上げます。
声についてはほとんどスキップしたためノーコメント。
・バグ
結構多い。話が進まなくなるバグがあるのは痛い所。
また、バグでは無いが、ラスボスを倒した後にセーブできてしまう仕様はどうなのだろうか。DQ、FFなど超大手のRPGは、この手のハマリを回避するためのかなり細かい気配りが行き届いているのだが。
・その他
ストーリー分岐などのため2周したくなるゲームではある。それなのにどうして引き継ぎ要素が無いのだろう?
入手アイテムなどは記録されるが、引き継がれることは無い。これは不満。
・総評
良作。値段に見合った内容。癖が強い部分もあるが、それなりに楽しめる。
ただし、先に述べたようにギャルゲー的な色合いが強いため、その辺が苦手な方はスルーを推奨する。
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アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女
ジャンル:ムスメ調合RPG
機種:PS2
定価:7140円(税込)
製作:ガスト、バンプレスト
公式ページ:http://ar-tonelico.jp/
プレイ時間:40時間強
プレイ状況:シナリオ分岐は全て見ていない。コレクション要素はコンプリートしていない。一番強いであろう敵に余裕で勝てる所まで進めた
・きっかけ
このゲームを始めたきっかけは、ネット上で評判になっていたからである。
「とにかくエロい」という評判に惹かれて知り合いが購入したものを貸してもらうことになった。そこからの前評判によると、システム的にも悪くは無いという評価。それほど期待はしていなかった。
・世界観
「テクノロジー+魔法」という最近ではそれほど珍しくも無い設定。塔を中心にいくつか島が宙に浮いているという舞台も、あまり目新しいとは感じなかった。ファンタジー的で魅力のある世界だとは思うが、説明書の冒頭に「世界観」という長い説明があるのには辟易。自然に入っていけるような構成にするのがゲームとしては最適だと思うが…まぁ、説明を読まなくてもなんとなくわかる。
・ストーリー
塔の上の世界で、緊急事態発生。平和を守るための解決策を探すため、主人公が単身、下界へ降りていく…という話。
正直な所、第一印象は「またかよ」だった。
熱血正義派、すぐキレる主人公。ヒロイン。悪の企業。
その手の話にはいい加減うんざりしていた。
それでもエンディングを見終わってみると、それほど悪い話でもなかった。猪突猛進の馬鹿だった主人公は成長し、それなりに綺麗に話がまとまる。また、何か悔いを残して終わるようなエンディング分岐が存在したのも高評価。「クロノ・トリガー」を思い出した。
しかし、全体的に見て話が良いかというとやはり微妙。
・システム、ゲームバランス
戦闘はFF型。ただし、魔法使いだけ全く違ったルールで動くことが出来る。この辺の説明は長くなるので割愛。
ヒロインとその他の人間の絆を表現した戦闘システムらしい。
また、アイテム合成も大きな柱となっている。ガストの「アトリエ」シリーズの流れを汲むものである。私はこのシリーズは未体験だったが、大変楽しめた。ここをやりこむことで、キャラをかなり強化できる。システムの特性上、ある程度アイテムが揃わないと面白くなってこないため、序盤では面白さがわからないかもしれない。
そして、エロゲー臭いと評判になったヒロイン周りのシステム。RPGなのになぜかアドベンチャーパート(ギャルゲー部分)があったり、様々なコスチュームに着替えることができたり、明らかに「狙った」セリフがあったりする。良くも悪くも、このゲームの特徴となる部分の1つであることは間違い無い。
バランスについては、かなりゆるい。アイテム合成関係のシステムをほとんど使わなくてもクリアできてしまう。キャラを限界まで強化したところで、敵が弱すぎてがっかり。
・操作性
全体的にボタン入力のレスポンスが鈍い気がした。
問題なのは、頻繁に起こる処理落ち。戦闘中にエフェクトが複数かかった場合などは仕方無いとしても、移動中にメニュー画面を開くたびに少し落ちるのはどういうことか。エフェクトを軽くしてでも、画面の切り替えは手早く行って欲しかった。
このゲーム自体、全体的に重い。私がPCゲームに慣れたせいかもしれないが、それでもPS2のゲームは一般的に重いと思う。GCの速さを見習って欲しい。
・音楽、声優
音楽はかなり良い。要所要所に入るボーカル曲も雰囲気を盛り上げます。
声についてはほとんどスキップしたためノーコメント。
・バグ
結構多い。話が進まなくなるバグがあるのは痛い所。
また、バグでは無いが、ラスボスを倒した後にセーブできてしまう仕様はどうなのだろうか。DQ、FFなど超大手のRPGは、この手のハマリを回避するためのかなり細かい気配りが行き届いているのだが。
・その他
ストーリー分岐などのため2周したくなるゲームではある。それなのにどうして引き継ぎ要素が無いのだろう?
入手アイテムなどは記録されるが、引き継がれることは無い。これは不満。
・総評
良作。値段に見合った内容。癖が強い部分もあるが、それなりに楽しめる。
ただし、先に述べたようにギャルゲー的な色合いが強いため、その辺が苦手な方はスルーを推奨する。
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