Faith's Fetters
冬休みも終わり、久々にサークルの人々と顔合わせ。
冬の話題と言ったら冬コミなわけで、地方ゆえに実際に参加している人数は少ないとはいえなんだかんだでそんな話題になったり。同人誌の話題と言えば欠かせないのがその値段設定であり、個人製作であるがゆえに少々高めなのは仕方ないとわかっていつつもそのコストパフォーマンスはどうなのお前と自分で自分に突っ込みたくなるぐらいの値段はします。
こんな話をすると決まって飛んでくるのが「値段じゃない、愛だ」という回答であり、私も人に問われれば同じ回答を返すことでしょう。愛ゆえに。しかしながら、ぶっちゃけ男性向けというか成年向けというか、もっと言えばエロ漫画って消耗品ですよね?モノにもよるとは思いますが、その大半は消耗品です。特に流行ジャンル、最近だと青い髪の彼女、あの辺とか。買い専の消費厨的な意見ではありますが、まぁ現実問題そうだと思うんですよ。俺は違う!とか言う意見も多々あるでしょう、しかしここは一般的な話と言うことで多数派に合わせることにさせてもらいます。3日目東の混み方を見れば多数派であるという意見には反論も湧かないと思いますので。
消耗品ならば、コストパフォーマンスは最も優先されるべき事項の1つです。
ここで実際に比較してみましょう。
サンプルA:コミックメガストア(リンク先余裕の18禁、学校や会社で開かないでね)
コアマガジンより発売。質的に非常に安定していると思われ、内容的にも特に偏っているとは思いません。割と広範囲をカバーする代表的なエロ漫画誌だと思われます。定価680円。面倒なので700円。しかし手近に無かったので代理を立てました。チャンピォンREDいちごvol.3。まぁ内容的には似たようなもんだしな
サンプルB:エロ同人誌X冊。
これもあんまり量が無かったので、特に厚めのものを用意しました。一般的な5~600円帯よりちょっとだけ厚くて高いです。大体700円から1000円、書店だと1000前後で売られていることでしょう。少々薄めのものも混じっていますのでここは平均して1冊700円ということで。
特定のサークルさんにどうこう言うつもりは無いので、サンプルとして用意したエロ同人を隠すために一番上に関係ない同人誌を一冊置きました。石切場さんのC73新刊であり、非18禁。フランちゃんがとても可愛いお勧めの一冊ですが、今回の実験とは何の関係もありません。単に手近にあった+俺がお勧めしたかっただけです。
結果発表。左がメガストア(代理)、右が同人(一番上は関係ない)

サンプルA
1冊×700円=700円
サンプルB
7冊×700円=4900円
4900/700=7倍
非常に大雑把な計算ではありますが、両者の間には実に7倍のコストパフォーマンス差が。
Aには広告が入っていたりしますがBにはフリートークが入っているわけで、いやフリートークは大好きなんですけどエロ目的の同人誌のフリートークは別にいらねぇ。あとBの厚みには表紙の厚みが多めに含まれることを考えるとそれほど変な比較でもないと思われます。
そんな感じで絶対的なコストパフォーマンス差。話を戻しますとこれを埋めるのは「愛」だそうです。
では愛とはなんなのか。
一番わかりやすいのはキャラに対する愛でしょう。非18禁漫画やゲームのキャラをどうしてもどうしても脱がせたいと言うのならば同人に頼るしかないです。公式でやるわけにもいかないのでこれは仕方ない。エロゲが対象だったとしても、会社が延々とファンディスクを出し続けてくれるわけでは無いため補給が必要です。やはり仕方ない。
じゃあオリジナルのエロ同人ってなんなのさ?
まずは特殊な性癖。最近は雑誌も多様化してきて「LO」みたいなロリコン特殊な趣味の方々に向けられたものも出ているわけですが、中には雑誌を出しても収益が見込めないほど特殊な性癖をお持ちの方も存在します。それがどんな性癖かというのはコミケのカタログを隅々まで見ればわかるためここでは割愛するとして、そういう方々が細々とコミュニティを築いていらっしゃる島もあるわけです。これはわかる。
じゃあ外壁でオリジナルのエロ同人ってなんなのさ?
連載するにはちょっと問題のある作風や趣味の方々ではなく、イラスト自体が貴重な原画屋さんでもなく、実際にエロ雑誌で月刊連載を持っていたりするような方々がオリジナル、しかも普通のテーマでやってる同人の意義って何なんでしょう。作家側のメリットはあります。外壁レベルの量を印刷するならば労力に対して得られる収入は月刊連載のそれよりは大きいでしょうし、内容についても編集にうるさく言われることがありません。疑問は一つ。買う方は何故買うのかってことなんですよ。
その作家の描いたものをコンプリートしたい、という熱烈なファンの方とは別に「商業なら買わないが同人なら買う」って人が結構な量居ると思うんです。その気持ちがわからないわけでもない。でも理由はさっぱりわかりません。自問してみても「なんとなく」としか。うーん。
思うに、同人誌という形自体に人を惹き付ける何か特殊な魔力があるんじゃないですかね。
つまりあの薄さやら紙質に何か作る方も意図していない仕掛けがあるんですよ。風水的な。
それで考えました。ビジネスアイデア。
例えばコアマガジンさんみたいなエロ漫画の大手会社が、同人サークルを立てます。
会社の名前は表に出さずに、ひっそりと出資。あくまで同人サークルとしての体裁を整えつつ。
そして、メガストアの中身を同人誌7冊ぐらいに切り分けて、7冊セットの箱にして売るんです。
「メガストア箱」みたいな。メガストアって付けるとバレるからもっと別の名前にした方が良いとは思う。そして売れる。だって同人誌だし!厚いの1冊作るより薄いの7冊作った方が印刷コストはかさむのかもしれませんが、なぁに価格については7倍まで許される。中身では無く、形態で攻める新雑誌。こんなのどうかな?かな?
似たようなことやってるサークルだか有限会社だかよくわからない集団いくらでも居るじゃねぇか、という突っ込みは禁止。新しいこと考えるってのはなかなか難しいものです。ああ一山当てたいなぁ。
(注:例としてメガストアとコアマガジンさんを出しましたが、別にコアマガジンさんがそういう活動をこっそりやってるというわけでは無いです。誤解無きよう。むしろそういうことをしてるのは、…ん?こんな時間に誰か来たみたいだ……)
冬の話題と言ったら冬コミなわけで、地方ゆえに実際に参加している人数は少ないとはいえなんだかんだでそんな話題になったり。同人誌の話題と言えば欠かせないのがその値段設定であり、個人製作であるがゆえに少々高めなのは仕方ないとわかっていつつもそのコストパフォーマンスはどうなのお前と自分で自分に突っ込みたくなるぐらいの値段はします。
こんな話をすると決まって飛んでくるのが「値段じゃない、愛だ」という回答であり、私も人に問われれば同じ回答を返すことでしょう。愛ゆえに。しかしながら、ぶっちゃけ男性向けというか成年向けというか、もっと言えばエロ漫画って消耗品ですよね?モノにもよるとは思いますが、その大半は消耗品です。特に流行ジャンル、最近だと青い髪の彼女、あの辺とか。買い専の消費厨的な意見ではありますが、まぁ現実問題そうだと思うんですよ。俺は違う!とか言う意見も多々あるでしょう、しかしここは一般的な話と言うことで多数派に合わせることにさせてもらいます。3日目東の混み方を見れば多数派であるという意見には反論も湧かないと思いますので。
消耗品ならば、コストパフォーマンスは最も優先されるべき事項の1つです。
ここで実際に比較してみましょう。
サンプルA:コミックメガストア(リンク先余裕の18禁、学校や会社で開かないでね)
コアマガジンより発売。質的に非常に安定していると思われ、内容的にも特に偏っているとは思いません。割と広範囲をカバーする代表的なエロ漫画誌だと思われます。定価680円。面倒なので700円。しかし手近に無かったので代理を立てました。チャンピォンREDいちごvol.3。
サンプルB:エロ同人誌X冊。
これもあんまり量が無かったので、特に厚めのものを用意しました。一般的な5~600円帯よりちょっとだけ厚くて高いです。大体700円から1000円、書店だと1000前後で売られていることでしょう。少々薄めのものも混じっていますのでここは平均して1冊700円ということで。
特定のサークルさんにどうこう言うつもりは無いので、サンプルとして用意したエロ同人を隠すために一番上に関係ない同人誌を一冊置きました。石切場さんのC73新刊であり、非18禁。フランちゃんがとても可愛いお勧めの一冊ですが、今回の実験とは何の関係もありません。単に手近にあった+俺がお勧めしたかっただけです。
結果発表。左がメガストア(代理)、右が同人(一番上は関係ない)

サンプルA
1冊×700円=700円
サンプルB
7冊×700円=4900円
4900/700=7倍
非常に大雑把な計算ではありますが、両者の間には実に7倍のコストパフォーマンス差が。
Aには広告が入っていたりしますがBにはフリートークが入っているわけで、いやフリートークは大好きなんですけどエロ目的の同人誌のフリートークは別にいらねぇ。あとBの厚みには表紙の厚みが多めに含まれることを考えるとそれほど変な比較でもないと思われます。
そんな感じで絶対的なコストパフォーマンス差。話を戻しますとこれを埋めるのは「愛」だそうです。
では愛とはなんなのか。
一番わかりやすいのはキャラに対する愛でしょう。非18禁漫画やゲームのキャラをどうしてもどうしても脱がせたいと言うのならば同人に頼るしかないです。公式でやるわけにもいかないのでこれは仕方ない。エロゲが対象だったとしても、会社が延々とファンディスクを出し続けてくれるわけでは無いため補給が必要です。やはり仕方ない。
じゃあオリジナルのエロ同人ってなんなのさ?
まずは特殊な性癖。最近は雑誌も多様化してきて「LO」みたいな
じゃあ外壁でオリジナルのエロ同人ってなんなのさ?
連載するにはちょっと問題のある作風や趣味の方々ではなく、イラスト自体が貴重な原画屋さんでもなく、実際にエロ雑誌で月刊連載を持っていたりするような方々がオリジナル、しかも普通のテーマでやってる同人の意義って何なんでしょう。作家側のメリットはあります。外壁レベルの量を印刷するならば労力に対して得られる収入は月刊連載のそれよりは大きいでしょうし、内容についても編集にうるさく言われることがありません。疑問は一つ。買う方は何故買うのかってことなんですよ。
その作家の描いたものをコンプリートしたい、という熱烈なファンの方とは別に「商業なら買わないが同人なら買う」って人が結構な量居ると思うんです。その気持ちがわからないわけでもない。でも理由はさっぱりわかりません。自問してみても「なんとなく」としか。うーん。
思うに、同人誌という形自体に人を惹き付ける何か特殊な魔力があるんじゃないですかね。
つまりあの薄さやら紙質に何か作る方も意図していない仕掛けがあるんですよ。風水的な。
それで考えました。ビジネスアイデア。
例えばコアマガジンさんみたいなエロ漫画の大手会社が、同人サークルを立てます。
会社の名前は表に出さずに、ひっそりと出資。あくまで同人サークルとしての体裁を整えつつ。
そして、メガストアの中身を同人誌7冊ぐらいに切り分けて、7冊セットの箱にして売るんです。
「メガストア箱」みたいな。メガストアって付けるとバレるからもっと別の名前にした方が良いとは思う。そして売れる。だって同人誌だし!厚いの1冊作るより薄いの7冊作った方が印刷コストはかさむのかもしれませんが、なぁに価格については7倍まで許される。中身では無く、形態で攻める新雑誌。こんなのどうかな?かな?
似たようなことやってるサークルだか有限会社だかよくわからない集団いくらでも居るじゃねぇか、という突っ込みは禁止。新しいこと考えるってのはなかなか難しいものです。ああ一山当てたいなぁ。
(注:例としてメガストアとコアマガジンさんを出しましたが、別にコアマガジンさんがそういう活動をこっそりやってるというわけでは無いです。誤解無きよう。むしろそういうことをしてるのは、…ん?こんな時間に誰か来たみたいだ……)
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