2023-11

innovation

ゲームレビューです。

クロニクル オブ ダンジョン メーカー

ジャンル:ダンジョンアクションRPG
機種:PSP
定価:5040円(税込)
製作:タイトー

公式ページ
http://www.taito.co.jp/d3/cp/dungeonmaker/

プレイ時間:130時間



ダンジョンというとWIZのような固定されたものやrogueのような自動生成が一般的だが、このゲームにおけるダンジョンはかなり特殊なものである。自分でダンジョンを作り、魔物をおびき寄せて退治する。新ジャンルと言っていいだろう。昔、自分が魔王となってダンジョンを作り勇者を退治するゲームがあったらしいが、それに近いのだろうか。(そちらは未プレイのためわからないが)


ゲームの基本的な流れは

町の建材屋でダンジョンの材料を購入

ダンジョンを製作する

町に戻り一晩眠る

ダンジョンに魔物が住み着くため退治、アイテムや金を集める

集めた金でダンジョンの材料を購入



繰り返し。
ダンジョンの構造、例えばいかに迷いやすい構造か、魔物が住み着きやすい内装かなどに応じて評価点が付き、ある程度高評価になるとボス敵が登場。それを退治するとさらに深いフロアまでダンジョンが製作できるようになる。これをひたすら繰り返して、最終的には「放浪の大魔王」をおびき寄せて退治するのが目的である。



斬新なシステムなのだが、どうしても作業臭さは拭えない。始めは誰でもそれなりに面白く感じるはず、しかしある程度進むと飽きてしまう人の方が多いだろう。ダンジョン内の戦闘はアクションであるが、それほど技術を必要とするわけでもない。ひたすら武器を振る、もしくは魔法を連打するだけになりがちだ。深いフロアに進むごとに使えるパーツや内装が増えて行くが、それも数が少なく中盤で出揃ってしまうためそれ以降はさらに新鮮味は薄れていく。やはり全体に練りこまれていない印象を受けてしまう。


しかし続編モノや既存のものの焼き直しのようなゲームばかりが氾濫している今、このような新しいゲームを出すということは評価できることだと私は思う。完成度が低いのはある意味当たり前のことである。続編を作ることができれば、徐々に向上していくはずだ。小金を稼ぐために大した変化もなく乱発される続編に価値は無いが、新しいジャンルをより良いものに向上させる続編は素晴らしいものではないだろうか。

セールス的に成功したとは言い難いため続編の登場は難しいかもしれないが…
今後に期待したい。




総評、普通。誰にでもお薦めというわけにはいかないが、ダンジョンゲームが好き、またはちょっと変わったゲームがやってみたいという人は手に取ってみても良いかもしれない。
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クロニクル オブ ダンジョン メーカー クロニクル オブ ダンジョン メーカー
Sony PSP (2006/09/28)
タイトー

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