悪運の星の下
white album2の強ネタバレ注意。というかあらすじを全部喋るので感想よりあらすじが長い。
別にネタバレ1発で終わるゲームでもないですが、終わる部分も多少はあるし、何よりギャルゲーのあらすじってあらすじだけ聞くとなんだそれ?みたいに思っちゃうアレだったりしますよね?
悪運の星の下 (IC共通~CC共通)
多体問題 (CC千晶)
転がる石の様な私の生き様 (CC小春)
真のカワユスは以下略 (CC麻理さん)
構造的欠陥(CC雪菜) 2012/7/15 update
貫きの騎士(CCまとめ) 2012/7/15 update
-----以下順次追加予定(飽きなければ)-----
○IC(導入部、前半ルート)
生真面目な主人公春希と学園のアイドル雪菜(趣味は隠れて一人カラオケ)とはぐれ美少女ピアニストかずさの三角関係的因縁を描く導入部。ひょんな事から学園祭バンドのメンバーを集めることになった主人公と悪友、ギャルゲー的確率要素に引っ張られて前述の2人との4人組…実質3人組で学園祭バンドに向けた練習を始める。山あり谷あり、主人公は以前から気になっていたかずさと急接近してきた雪菜との間で揺れつつも、頑張りに頑張って無事公演を成功させる。偉い。ちなみに春希は下手なギター、雪菜は素人レベルでは大分上手いボーカル、天才かずさはピアノその他その他。
学園祭の盛り上がりも冷めやらぬまま、春希に告白してくる雪菜。かずさの事が頭を過ぎりつつも特に問題なくOKを出す春希。このことはかずさに知れるも、かずさもとりあえずは2人を祝福する態度を取る。ずっと3人で居ようねと雪菜。3人で温泉に行ったりする。4人めの悪友はかわいそうだけど仕方ないね。
で…卒業が近づいて、なんかかずさの行方が知れず。よくよく調べてみると、長い間絶縁状態に近かったプロピアニストの母親と和解、ウィーンに移り住むことにしたとかなんとか。全く相談されなかった春希、街中走り回ってかずさを捕まえて問いただす。かずさブチキレて私もお前が好きだったんだよとぶちまける。好きな男と別の女が仲良くしてる横でずっと居ろとか何の拷問だよ!ふざけんな!そりゃそうだ。ちなみにこの日は雪菜の誕生日。一応はかずさを捕まえて3人で誕生日パーティーをするつもりだったのに。あれー
そこで春希から勢いでキス。不慣れなかずさちゃん、雪菜相手に経験を積んだ主人公のキスが若干上手めであることに腹を立て、そのまま消える。そりゃ腹も立つ。
冬の街を走り回ったり、精神的にやられたりで体調を崩す主人公、雪菜に看病されつつも、耐え切れなくなって経緯を全部雪菜にぶちまける。なんか全部許すそぶりを見せる雪菜。「かずさと春希君が心の底で実は想い合ってるのは知っていた。このままだと3人は2人と1人になってしまう。だから3人を3人のままにするため、私が春希君に告白したの。春希君のことは好きだけど、それはかずさほどじゃなかったかもしれない」え…この子大丈夫…?
かずさがウィーンへ発つ日。嫌がる春希を引っ張って、雪菜空港へダッシュ。なんとかギリギリ偶然、空港のロビーで再会する3人。主人公、かずさにダッシュして超ハグ。全てを隠したまま日本を離れるつもりだったかずさ狼狽。号泣。雪菜も号泣。そして放心する春希と取り縋る雪菜。飛び立つ飛行機。第一部完。
かなり贅沢に尺が取られた導入部。
学園祭の辺までは割と普通のサクセスストーリー感出てて、パルフェとかの序盤を思い出しますね。苦労しつつも山を乗り越えて人生を成功させるサクセスストーリー。そしてそこから転げ落ちていく高校生達。若いのに大変だよマジで。色々なタイミングが少しずつズレることでどうしようもなくすれ違っていく人達の話です。
思うのは…ちょっと距離感おかしい人多いですね。話を転がして行かなければならない都合上、エロゲ等々のキャラは他人に大して過干渉、距離感のとり方を根底から間違えてる奴が凄い多いんですけど、この話は特に顕著。まず主人公がちょっと凄めのタイプだし。一般的な委員長キャラ以上に粘着質に人に絡んでいくタイプ。それ故に頼りにされるらしい。それは良かった。
ただまぁ、この人達の人生は根底的に上手く行かない星の下にあるってことはよく伝わりました。あとは過去の因縁も。後編…というか本編をやる上での重要なベースは整った。贅沢な作りですね本当。と思ったけど、最初はここまでを1本のゲームとして売ってたらしいのでまぁそんなもんかもしれない。
○CC(共通導入部)
ICの悲劇から3年が経過。附属高校から順当に同じ大学同じ学部へと進学した春希と雪菜。何度か上手く行きそうになることもあるがやっぱり過去の因縁が元でどうしようもない感じの関係に。春希は生活の全てを授業とバイトで埋め、全てを忘れる構えに。さらに就職を考えて~とか言って学部を変えて雪菜から逃げる。雪菜は何の楽しみもなく惰性で生きてる。
やっぱり同じ大学に進学した悪友の男女2人(男の方は学園祭ライブの4人目)が色々とちょっかい掛けまくって2人の仲を修復しようとするも、全然駄目なまま3年目の冬を迎えましたとさ。
ちなみに、附属高校時代のあのライブは今や伝説と化しており、どこから流出したかわからない当時の音源が、大学内ラジオで頻繁に流れる程。この頻繁に流れる思い出の音も春希と雪菜の関係を拗らせる一因であることは言うまでも無い。
この辺でぼちぼちと乱入してくるサブヒロイン勢。
・千晶
春希が転部した直後に絡んできた同級生の女。ダラダラした生活を送っており、進級が危ない。女というか友達系というか。ゆるそう。何が?進級が危ない故に、春希の家でレポート書いたりする。流れで泊まったりする。色々と謎が多く、稀に挙動不審。
・小春
昔のトラウマで女とかアレだよみたいになってる春希に告白してきた、主人公のバイト先の塾の教え子…の友達。当然の如く酷い態度で教え子を振った主人公に腹を立て、突撃してくる。こいつも距離感が相当ヤバい。この冷血漢!ぎゃーぎゃーぎゃーみたいな感じで色々揉めるが、結果として何故かファミレスのバイト仲間になり和解。高校時代の春希の如きお節介力。
・麻理
春希のバイト先出版社(バイト多い)の女上司。仕事命。厳しいは厳しいけど春希には目を掛けている。出版社絡みで、春希はかずさに関する取材をやって心を痛めたりする。この頃かずさは海外でちょっと成功して微妙に知名度が増して来ていたり。
この辺の子と適当に絡んだり絡まなかっったりしつつ、遠い国のかずさを思い出したり雪菜と付いたり離れたりしつつ、山場としてクリスマス。悪友のお節介2人組+新お節介小春の謀略により、クリスマスに高いホテルに2人で泊まることになった春希と雪菜。ちなみにこの2人、まだ未経験。(高校時代はそこまで行かなかった。ちなみに春希とかずさはうっかり1発。酷い話だ)
これを機にかずさのことは忘れ、2人で築こうよ、新しい未来…的なノリで無理矢理テンションを上げる2人。いよいよ…ってところで、春希のカバンから雑誌の表紙がチラリ。それは春希が取材したかずさの記事が乗った特集号。当然表紙はかずさ。かずさが見てるー。場の空気は崩壊。春希、逃げるように1人ホテルを後にする。
もう精神的に心底疲れ果てた春希君。
もう誰かに…癒してもらいたい…俺には…誰が…?
(ルート分岐へ。冷静に考えてこの流れ方も酷いな)
CCに比べてますます酷くなる周囲の干渉に若干頭が痛くなるIC導入。
まず思うのがどうしてそんなに雪菜とくっつけようとするのお前ら?みたいなアレ。IC最後に雪菜が言ったどこまで本気かわからない「3人を3人にするために私が春希君に告白しました」が効いてる感。それマジだったらちょっとおめぇ頭大丈夫かみたいな感想になるのは致し方ないところかと思われます。ある程度強がりな部分もあるのかもしれませんが…この雪菜ってキャラ、何考えてるのかよくわからないところがあるんですよね。基本都合の良いなんでも許す女でありながら、突然攻めて来たりする。そういう女ならそれぐらいマジで言うかも…という疑念が、何が何でも雪菜とくっつけと言う周囲の干渉を余計にウザく感じさせる説が濃厚です。
終わった後に感想を書くに至って事前準備として「white album2 感想」とかでググって数十ページ目まで全部読んだりしたわけですが、散見された「サブヒロインに春希がなびく意味がわからない」という言説。マジで?マジでお前本当にそう思う?高校時代に痛い思い出を作ってしまった相手を3年間想い続けて、その間寄って来た別の女を全部蹴るのが自然なのかお前の世界では?
まぁ「各サブヒロインも相当魅力的、単なる横道ではない」ってのが一般的な言説だそうです。
俺の結論は最後の方に出すとして。(そもそも結論があるのかわからんけども
ということで導入編でした。やっぱり感想よりあらすじが長いのが酷い。導入だし許して。
最初は話の内容は何も書かずに思ったことだけ延々喋ろうと思ったんですが、人の感想を読んだ結果、そういうスタイルの文はあらすじ知ってる人間すら何言ってるかわからんケースが多いという結論に至りました。一気に読むとあらすじあやふやな部分もありますし、書く側も読む側も適当に思い出しながらアレできたらいいよね?みたいなノリの産物。
そんな感じで思い出しながらなので、あらすじが致命的に間違ってるだろとかあったらコメント等で指摘頂ければ幸いです。感想が致命的に間違ってるという意見も受け付けはしますが、まぁ、受け付けるだけで終わるかもしれませんね。
NEXT:さて最初のサブヒロインは誰なのか!そういう茶番はいらない?ああそう…
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