2023-11

菌が耳から

2012年ゲーム振り返りますよコーナー。

しかし今年は月火水木金と平日で土日コミケというキツい日程なので忘年会行きつつサークルチェックしつつこの文を書くのが結構厳しかったりもします。なんかもうちょい色々計画的にやった方が良いな。来年は。



●PSvita
ゲームと言いつついきなりハード出てくる世界ヤバい。2012年と言いつつ、時期の関係上2011年12月~2012年1月みたいな微妙なズレ方してることに注意。

で、vita…vitaですが…発売1年経っても全然ソフト揃わないとか、そもそも初回限定版がまだ残ってて5000円引きぐらいで普通に買えるとか、未だに週間販売台数でPSPが勝ってるとか、ああ、ちょっとキツいですねこれ。何がキツいってとにかくソフトが無いです。なんでソフトが無いかっていうと負けてるからだし、どうして負けてるかっていうとソフト無いからだし。スタートダッシュに失敗するとそのまま死にがちな例。

ハード的にはまぁ良いんじゃないでしょうか。ボタン部分小さくて持ちにくいとかありますけど。ソフトウェア面はとびっきりのクソです。メインメニューにボタン操作が付くまでに半年以上かかった。それまではタッチパネルオンリーです。アホなの?


ディスガイア3return
ただまぁこれに関してはvita買った価値はあったかなーみたいなゲームです。シリーズ追うごとにインフレの快感をストレスなしに得られるような仕組みを作り上げてて本当偉いと思いますね。100時間も掛からずに全ステータスカンストして満足できるので良いゲームです。図鑑とか集めると死んじゃうけど。

シリーズのファンなら本体ごと行っても後悔はするかしないかギリギリぐらいの線じゃないでしょうか。いやー3万は高いわ。でも総決算的な出来だと思う。ディスガイア4の携帯機版が出るまでは一番出来がいい。


STAR STRIKE DELTA
球体の上でジオメトリウォーズするゲーム。もうちょい噛み砕くと全方位STG。vitaに何らかの存在意義を持たせようとして1000円で買ってそれなりに触って飽きた。悪くはなかったと思います。背面タッチパネルとか使う謎のモードがありますが、まぁ無視して物理ボタンで遊ぶと良い。


GRAVITY DAZE
3本連続でvitaなんてvitaソフトいっぱいあるじゃんみたいな誤解を与えたとしたらお詫び申し上げます。街を走り回ってクエストをこなすオープンワールド的なゲームですが、特徴的なのは重力操作。自分に働く重力の方向を変えて、壁面を走ってみたり空に向かって落下してみたり。オープンワールド的なシステムとの相性が結構良く、それなりに面白かったです。あと、加速度センサーが凄いまともに使えてて驚いた。これについては物理スティックじゃなくて加速度センサーを使って腕振り回しながらプレイすると独特の感覚があっておすすめ。

…まぁクリアしてないんですけど。なんだろうな。なんか面倒になってきて投げたよ。やることはお使いなんだよな。別にお使いが悪いとは言わないが。


INKLUDE
アナログゲー。流行りのデッキ構築型ゲーですが、完全に1対1向けなのが特徴。多人数ならドミニオン/アセンション/ハトクラとあれば特に不足ないなみたいな感じでスルーするものの、そういう特色を買って購入。

しかし…なんかイマイチでしたね。数回やって特に面白みがわからなくて終了。なんか特に盛り上がらずに終わるんですよ。適当にめくって、あ、勝ちました…はい…負けましたね…?みたいな。山札の上をめくる要素があるので結構運の要素が強く、これも最近流行りのヴァイスシュワルツとかに似たシステムらしいですが、それでも特に盛り上がりはしない。なんだろう。「なんか違うんだよなぁ」って文句の付け方は下品な気もしますがそうとしか言いようがない。


●3DS(および無料ゲー)
15000円になったしパルテナ合わせで買っとく?みたいなノリで。

これは凄い優秀だと思います。vitaとは逆でなんとなく微妙なハードに凄い優秀なソフトが載ってる。枯れた技術のなんたら。特にすれ違い周りはよく出来てて、DS時代からの研究が生きてるなーとマジで感心。持ち歩くように仕向ける仕組みがしっかりしてるんですよね。そして起動してないソフトのすれ違いも可能にすることでDQ9みたいな現象をそこまで売れてないソフトでも起こせる。無料ソフトの「すれ違い伝説」とか相当面白いです。

逆にすれ違い出来ない地域だと悲しいものがあるかもしれませんね。3D機能自体は現状微妙だし。


風ノ旅ビト
あーこれも凄かった。海外のスタジオが作ったゲームで、1000円ちょいぐらいでDL配信。
どう説明しても野暮なのでPSN環境があればやってみれば良いんじゃないでしょうか。2時間で終わる上、結構斬新なゲーム体験が出来るんじゃないかと思います。アーティスト系ゲーだと思うけど別に理解は難しくない。


パルテナ
俺は桜井信者なのでこのために3DSごと買ったんですけど…いやー微妙だったと思いますこれ。擬似3DSTG+3Dアクションみたいなノリで、タッチペンで狙ってボタンで撃つSTG部分は楽しかった。地上はなんかもうよくわからない。スライドパッド+L+タッチペンの操作になるんですけど、回避みたいな重要なアクションにボタンが割り当てられて無くてタッチペン操作を要求されるので、思うように動けなくて微妙にストレス。タッチペンに集約することでなにかやりたかったんだろうなってのは感じるんですけど、スライドパッドとLを使うことで結局スタンドの上でのプレイ必須みたいなことになっててそれもダサい。

対人戦についてもどうかと思いました。雑誌とかだとバランスが凄い良いんですって書かれまくってるんですけど、身内と対戦したら特定の武器種が異常に強く、ネット対戦で同じ戦略を取ったらアホみたいに勝ったのでアホらしくて辞めました。どうかな。今はメタゲームによって洗練されてんのかな。根本的にバランス悪いと思ったんだけど。


パズドラ
iOS。リリース直後にアプリランキングの1位になってるところを発見してなんとなく入れて、そのまま毎日ログイン300日とかやってる。いやそこまで面白く無いと思うけど電話で遊べるのは大事ですよ。

端的に言えば3マッチパズルを緩くしたようなゲームを延々遊んで経験値を稼ぐゲームです。ソシャゲに分類されるとは思いますが、特に対戦とか交換する要素はないので平和なもんです。人と関わるのは協力プレイのみ。というかフレンドのキャラが必ずパーティーに入るような仕様です。この辺は若干上手いと思った。気が向いたらそのうち語る。

しかしこれの人気凄くて、android版が出てからはタッチパネルの携帯持ってる奴全員やってんじゃねぇかみたいな勢いです。会社とかで自分の殻に篭って電話ゲーやってると「私もそれやってるんですよ」とか話しかけられてウザいですよ。お前が何やってようとお前の勝手なので報告しなくて良いですよ。コミュニケーション障害って言いますこういうの


BLOCKSUM
昔の同人ゲー。人に薦められてやったら面白かったけど難しすぎてある程度やって断念。これこそ携帯機でやりたいですね。PCの前に座って黙々とやるとたまに辛い。いや演出周りが上手いので苦痛は無いんですが、そのうち起動すること自体が面倒になる。


魔法使いの夜
何が三部作だお前!きのこ!お前きのこだ!
まぁきのこファンディスクです。話はもうきのこファンディスク以外の何物でもないんですけど、それを表現するためにものすごい金と時間を突っ込んで来てて笑えるレベルなのできのこをある程度知ってる人はみんなやったら良いと思います。いやー本当演出周り凄いですよ。凄すぎて二部とかいつ出るんだよな世界。派手な部分は無いですが渋い高級感のある一品です。


●ゼルダの伝説 夢を見る島DX(バーチャルコンソール)
バーチャルコンソールとか基本昔のゲームを数百円で買って30分ぐらい懐かしいなー連呼したあとにそのままSDカードの肥やしになるものですが、これは全部クリアしてしまいました。大昔のゲームなのによくできてますね。アイテム使用ボタンがABしか割り当てられなくて、ジャンプみたいな必須行動がアイテムに割り当てられててるのでその辺はストレス溜まりますがそれを差し引いても良いゲームだった。謎解きの難易度とか絶妙。


洞窟物語
DSiウェア。3DSでリメイクされたフルプライス版が出るだかで、DSiウェア版が犠牲になって配信停止されるという告知を聞いたので慌ててDL。これも評判ばっかり聞こえて来て、いやーそんなこと言ってもフリゲなんでしょ?フリゲねぇ…とか謎の差別意識丸出しで挑んだら超面白かった。そりゃクローンゲーが山ほど出てくるのもわかるわこれ。

なんとなくレトロ調なグラフィックと素晴らしい音楽とストーリーが噛んでて、なるほど名作って感じでした。まぁ裏ダンジョンはクリアしてませんが。難しいですよアクション。今はDLできないものの、フリゲ版は生きてるはずなのでやったことなければ是非。


世界樹4
元々世界樹っていつになってもマップを書きたがるねじくれた連中向けに作られたマップ書きゲーという認識だったんですが、ここにきて「マップ書くのが面倒くさい」みたいな評判が聞こえてきて頭が混乱した4作目。若干の失敗感があった3の海システムを空システムとして上手く本編に融合させてきました。なかなか良いゲームになったんじゃないかと思います。

難易度もアホみたいな上げ方はしないで、ある程度緩くしといて好きなスキルの組合せで遊んでみてくださいねみたいなノリで、スキルツリー型のゲームとしては結構妥当かなーと思える調整でした。まぁガチガチに固めてパズル臭くするのも悪くないんですけど。でも最大HP3桁のゲームで開始ターンに威力2000のブレス食らって即死するとかもう良いでしょ?そんなことを3作も続けてきたのが逆に謎いわ


whitealbum2
今年前半戦のダークホース。出たの別に今年前半じゃなかったはずだけど。
まぁエロゲーですエロゲー。心暖まる良い話を書くことで有名な丸戸史明氏がその経験を逆方向に活かし如何に嫌がらせをするかという観点で作成された酷いエロゲーでした。登場人物がみんなリアルにありそうなキチガイポイントを抱えていて、そういう部分が摩擦して大変なことになる話。

まぁ俺は千晶が好きなんですよ。感想も書こうと思ったけど千晶書いた時点で飽きたので途中で止めましたね。好きって言ってもこの好きは非常に難しくて、whitealbum2は良い話だけどここで言う良いってのは必ずしもポジティブな意味だけが含まれてるわけじゃなかったりして、説明に困りますこのゲーム。まぁ少なくとも千晶は俺のエロゲー経験の中だとトップクラスでしたよ。画面に出てくるだけで俺の目が回って頭がおかしくなるヒロインとかそうそう居ませんよマジ。

そういやコンシューマ版買ってませんね。やる暇がねぇんですよ。
超面白いけど数十時間掛かるので、ある程度暇な人向け。


Project Repliser
同人STG。結構長いこと作ってたものが完成。武器選択の種類がやたら多くて、それらを組み合わせることで数万だか数千万だか忘れましたが結構な数の遊び方ができるゲー。といいつつまぁ武器に強弱はあるので、まともにプレイできそうな組合せを探すことが醍醐味のゲームなのかもしれません。しかし武器の使用頻度によりステージ分岐があったりして、なんかそういう細かい組合せに凝ってる感じが結構素敵。

武器の使い方を知った上で敵のパターンを覚えないといけないので結構シビアめなゲームですが、久々にALLするまでやってしまいました。武器選択で強いの選べば大分難易度も下がりますしね。


ACDC
同人RPG。これは相当面白かった。RPGって言ってもマップを歩くわけではなく、延々前進して戦闘したりするゲー。その筋だとノンフィールドRPGとか言うとか。

マップのあるなしはまぁ副次的な問題で、大事なのはRPGと言いつつレベル上げしてクリアするタイプのゲームではなく、毎回0からスタートして限られたリソースをやりくりしながらゴールを目指すローグライク的なゲームだってことです。当時1本道ローグライクとか書いた覚えありますがまぁそういうこと。ローグライクから2次元マップの要素抜いたらこうなると思う。

シレンとかとイメージが違う部分は、セーブ周りですね。シレンは死んだら即終了なのに対し、これはセーブ地点からやり直せる。しかしセーブすること自体にもリソースを消費するため…みたいな調整のされ方でちょっと面白いなーと思いました。セーブ地点からいくらやり直しても勝てなくて、これは確率の問題で勝てることがあるのか、もう絶対無理だからセーブデータ捨てた方がいいのか判断に困ったりするのが熱い。


すわこちゃんcubic
同人STG。エドマエンジンにジャンプ足した諏訪湖エンジンの2。
2とは言いましたが大分独自要素が入って、良いゲームに昇華されたなーみたいな感じありました。弾幕を3次元に展開するゲームでここまで違和感なくプレイできるのはちょっと凄いと思う。あと、東方の弾幕を3次元で解釈しましたみたいなのが面白い。東方である意味が大いにあると感じますねこういうのは


バイオハザード6
4も5も結構好きなタイプの人間ですが、これは駄目だった。駄目駄目だったと思う。
世間で言われてるQTEも基本クソだし、それ以外の部分も何がやりたかったのか作ってる方も途中からわからなくなってるんじゃないんですかねこれ。多分最初の企画段階では面白い可能性あったと思うんですよ。2のゾンビまみれの街中に放り込まれる要素とか、3の延々追い回される要素とか、今の技術力ならもっと良い物作れるし、そういうものを作ろうとした…気配はあった。最終的にボケボケですけど。この辺で心機一転2とか3のリメイクをしてみるというのも手じゃないかと思うんですがいかがか。


あの、素晴らしい  をもう一度/再装版
その筋では有名なノベルのリメイク。システムとストーリーの噛み合い方が素晴らしいってことでDL版をやってみました。…悪くはないんじゃないでしょうか。なんかガチでゲームをさせようって気概は伝わってくるんですよ。総当りだと無理だからちゃんと考えようねみたいな。しかしシステムがそれを支えきれてなくて、論理的にはあってるのにシステムの都合で駄目な選択肢が出てきたりしてイラつく。英単語打ち込んで進めるアドベンチャーみたいな。

リメイク版でシステムを拡張したらしいので、それがもしかして余計だったのかもしれませんね。小さくまとめた方が逆に気持ちいい内容になってた可能性ある。古典名作として有名なのも基本旧版だし。

ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム
同じ所からもう一丁。というかこれが出ると聞いて最初のをやってみた感じです。
しかしこれ…これも……なんだろう、一発芸を延々繰り返される感じなんですよ。トリックに気付いた瞬間は面白い。でも最初だけだし、同じネタが延々出てくるので最後まで持たない。数時間しか無いのに持たないです。まぁなんか続編ありそうな感じで終わるので次に期待か。しかし…この方向性で続けるのは辛いんじゃねぇかな…


初音ミク Project DIVA
まぁもう最後に何が来るかは読んでる人間の9割ぐらい知ってるし書かなくても良いぐらいなんだけどミクちゃんです。

元々はvitaが完全に死んでて可哀想、巷では凄い人気らしい初音ミクの音ゲーがvitaにも出るらしいよ、じゃあまぁ買ってやるか…から1週間ぐらいでアーケードに通い始め、そのまま100日連続で通って音ゲーゴリラへの道を歩んだ。歩んでいる今も。最寄り駅のゲーセンに設置されてたのがまずかったなこれ。

vita版初見の印象は「ゲームは面白いけどボカロの声はやっぱ微妙かもなー」だったのが、今となってはボカロじゃない曲を聞くと「なんか…生っぽいですね…」とかいう謎の感想が出てくる始末。東方厨は衰退してボカロ厨になりました。酷い話だ。毎日ボカロの曲を聴きながらゲーセンに通って腕を正確に素早く動かす訓練をしています。



そんな感じでした。今年のゲーム…まぁミクちゃんじゃないですかね。
WA2も相当衝撃度大きかったけど、ゲームかと言われると若干アレだし、ミクちゃんがもたらした謎のインパクト凄い大きくて実際問題人生に影響を受けている。しかしボカロも5年だか6年だか経つみたいで、ピークって感じでも無いですね。良い曲だなーと思って作者調べると1~2年前から消息不明みたいなのやたら多い。


ということで2012年終了です。来年は順当にとうスト(東方AoE2)辺りから入るんじゃないんでしょうか。あと戦国大戦とミクちゃん。書いてませんでしたけど戦国も年間通じてやってて20万以上飛んでたりします。ミクちゃんもセガの手先だし、セガに色々貢ぎすぎかなーとも思う。

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大阪在住ゲーム系20代半ば。
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