2024-04

今は亡き王女のための

ゲームレビューです。

マザー3

ジャンル:RPG
機種:GBA
定価:4800円(税込)
製作:任天堂
公式ページ:http://www.nintendo.co.jp/n08/a3uj/index.html

プレイ時間:20時間強
プレイ状況:通して1周プレイしただけ

・きっかけ
「マザー1+2」が面白かったため

・ストーリー
のどかな田舎町から始まる、少年の冒険もの。しかし、少年以外のキャラを操作する機会も多い。
小さな異変から、田舎町とそこに住む人々の心の変化を描く。少々ダークな色が強く、好みが分かれるところかもしれない。

8つの章に分かれており、序盤の章で単独で操作したキャラが後半の章で一緒に行動する。DQ4のような形式だが、全てのキャラが仲間として再登場する訳ではない。

前作と関連はそれほど強くない。前作関係のネタは随所に見られるが、別に「3」だけプレイしてもそれほど戸惑うことは無いと思われる(楽しみは随分減ってしまうため推奨はしない)

・システム、バランス
マザー2同様、フィールド上の敵と接触することで戦闘となり、ランダムエンカウントは存在しない。今回は移動中にダッシュができるようになったため戦闘の大部分を回避することもできるが
、そういうプレイをすると無論行き詰る。

また、特徴的なドラムロール式HPカウンタも健在。受けた分のダメージがゆっくりと減少していき、HPを越えるダメージを受けた場合も素早く回復すればセーフという変わったシステム。

新規で追加されたシステムは「サウンドバトル」。戦闘中の音楽に合わせてボタンを押すことで、敵に連続攻撃を仕掛けることができるというもの。タイミングはかなりシビアだが、上手く決まるとなかなか気分が良い。

問題は、ドラムロールカウンターとサウンドバトルの相性が最悪であること。HPを越えるダメージを受けた場合にはボタンを連打し、急いでメッセージを送り回復魔法を使う訳だが、「急いで押す事」と「音楽に合わせタイミングよく押す事」は両立できない。従って、ボス戦ではひたすら連打することになってしまう。
 
どちらも面白いシステムであるだけに、このような形になってしまっているのは大変勿体無い。サウンドバトルを使用しなくてもクリアできるようなバランスにはなっているが…

全体のバランスとしては、それほど難しくない。しかし、序盤の章の一部に死ぬのが当たり前のバランスになっている箇所がある。ちょっと辛かったが、死ぬことによるデメリットが無いためそれほどストレスは感じない。

・操作性
装備周りのシステムが少し不便。装備のステータス上下表示が不完全だったり。細かい不便さは結構感じる。

・音楽
思わず口ずさんでしまうような、心に残る独特のメロディーはあった。これについては個人差もあるとは思うが。

・バグ
ハマる物があるという情報もあるが、再現性が不確かな模様。

・その他
詳しくは総評で。
 
 
 
・総評
全体に古臭い感じはするが、中身に凝ったRPGとして十分に良作の域。値段から見ても妥当、もしくはそれ以上の出来だろう。
 
 

しかし、このゲームに対するネットの評判を見た感じ、結構評価が割れているようだ。操作性に対する不満、キャラの描写に対する不満、etc、etc。もっともだと感じるような意見もある。

2を二周した私自身、3は1周プレイして「もういいかな」という気になってしまった。冒頭で述べた通り、私がプレイしたのは「1+2」の発売時であるため、それほど時間は経っていない。懐古などの感情を抜きにしても、2にあった何かカリスマ性のようなものは3で失われてしまったように見える。
 
 
 
名作の続編が叩かれるというのはよくある話である。有名なところで「クロノ・トリガー」と「クロノ・クロス」。私は「クロス」をプレイしていないが、否定的な意見を聞くことがとても多い。
 
 
「1つのゲームとしては悪くないが、○○の続編としてはちょっと」
 
 
これもよく聞く言葉。名作の続編に期待されるものはあまりに大きい。前作から多くの時が過ぎ去ったとすれば、その期待はますます重くなるだろう。昔のゲームは美化される。面白かったゲームは神格化され、続編に対する想いは皆の心の中で様々な形をなし、理想(言い換えれば幻影)は一人歩きしてしまう。

続編はその理想と比べられ、その理想に縛られることになる。
 
  
叩かれる続編は、前作と比べられているのではなく、
続編の理想と比べられて叩かれているのではないだろうか?
 
 
 
 
私自身、3に対し努めて客観的な意見を述べるとすれば「それなりの良作」だが、2の大ファンであり3の幻影を描いていた一個人として言わせてもらえば「ちょっと微妙かな」となってしまう。
 
 
ネームバリューである程度の売り上げは約束される、ある意味では簡単な「続編」製作。しかしながら、「満足される続編」を作ることは本当に繊細で難しい仕事なのだと思う。過去が生んだ理想と戦わなければならないのだから。
 
 
我々ユーザーも、続編を駄作だと叩く前にちょっと自分の「理想」、そして他人の「理想」を見直してみよう。もしかするとその続編は実際に具現化されたその形でしか出せなかったものなのかもしれない。

そんな時は「つまらない」の言葉をぐっと呑み込んでみるのも悪くないんじゃないかと、そんなふうに思う。

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MOTHER3 MOTHER3
GAMEBOY ADVANCE (2006/04/20)
任天堂

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